吸湿・固結を防ぐ保管
塩化カルシウムの保管では、吸湿を抑えるための密封と雨水・結露対策が基本です。袋の状態とロットを確認し、濡れや破袋がある品は通常在庫と分けて評価します。
吸湿・固結対策表(固体CaCl₂)
| 項目 | 推奨(一般・調達/倉庫) | 避けること |
|---|---|---|
| 袋・内装 | 未開封のまま、破れなしを確認 | 開封後の長期放置、破袋の混在 |
| 倉庫湿度 | 低湿・結露しにくい場所 | 高湿・雨漏り近傍 |
| パレット | 床直置きを避け、通気・識別 | 水たまり・屋外むき出し |
| 破損袋 | 隔離し、ロットを記録 | 良品と同パレット混載 |
| 形態混在 | フレーク/ペレット/粉末をラベルで区別 | 形態不明のまま積替え |
| 再密封 | 部分使用後は可能な限り密封 | 口を開けたまま保管 |
| 液体 | 非対象(ブライン保管は本ガイド外) | 液体前提の手順流用 |
| COA照合 | 受入時にロット・COA一致 | COAなしで使用開始 |
| MOQ目安 | 典型 20 MT/FCL(在庫計画の単位) | ページ上の価格想定 |
| 価格 | お問い合わせ | 過去の見積価格の流用 |
定義: 固結とは、吸湿により粒子どうしが固まり、流動・計量・溶解が難しくなる状態です。対策は完全保証ではなく、倉庫条件・荷姿・運用でリスクを下げるための一般指針です。
受入時チェック(短いリスト)
- 外装・内袋の破れ、濡れ跡
- ラベルの形態・ロットとCOAの一致
- パレット状態・雨濡れの有無
- 破損袋があれば隔離場所を決める
- SDSに沿った保護具・取扱い(粉塵含む)
倉庫運用のポイント
| 運用 | 内容 |
|---|---|
| FIFO | ロット先入れ先出しを基本 |
| 識別 | 形態・%帯・用途ラベルを維持 |
| 季節 | 梅雨・多湿期は点検頻度を上げる |
| 部分使用 | 再密封と開封日の記録 |
| 廃棄判断 | 固結が進み仕様外の場合は社内規定に従う(本サイトは品質判定を代行しない) |
RFQに書く項目(保管・荷姿)
- 品目:固体塩化カルシウム(液体なし)
- 形態・含有量
- 荷姿(例:25 kg袋/フレコン等。特記は見積時)
- 数量(目安20 MT/FCL)
- 仕向地(韓国:通常仁川/日本:お問い合わせ)
- 書類:全ロットCOA。SDS/サンプル/第三者検査の要否
- 保管上の要望があれば簡潔に(例:内装二重、パレット指定)
連絡先:見積フォーム、または [email protected]。
FAQ
Q1. 固結したら使えませんか?
程度によります。軽度なら破砕・再篩い等の社内手順がある場合もありますが、仕様適合はお客様側の判断です。重度・異物混入・濡れは隔離してください。
Q2. 液体の保管手順はありますか?
いいえ。日韓向け本サイトは固体のみです。液体・ブラインは取り扱い・掲載しません。
Q3. どの形態が固結しにくいですか?
一般に吸湿性はCaCl₂固体に共通です。形態だけで「固結しない」とは断定しません。密封と湿度管理が優先です。
Q6. COAやSDSは付きますか?
COAは全ロット添付。SDS・サンプル・第三者検査は要望時に可否確認します。
関連する製品・ガイド
出典と確認範囲
- 塩化カルシウム(固体):本サイトの供給仕様。ロットの実測値はCOAで確認。
- メーカー国際サイト:74%二水物・94%/96%無水の掲載仕様。
- ILO/WHO ICSC 1184:無水塩化カルシウムの吸湿性・水との反応。配合融雪剤の性能証明ではありません。
一般的な調達情報です。個別製品の成績・適合性・供給条件は、対象グレードの見積書、SDS、出荷ロットのCOAで確認してください。
